福本早穂の教育心理カウンセリングオフィス、子どもと家庭の相談室こころのそえぎ 京都市山科

こころのそえぎ

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家族療法の講座から・・・家族の発達

家族のありかたの変遷

家族の発達という視点で見ると、

1、歴史的な時代性の視点

2、現代社会のなかの「家族」のライフステージの視点

3、「臨床的介入」による「家族」の発達

という3つの視点がある。

1、の時代性からの視点でみると、

1、前近代的家族・・・家父長制、「家」中心の家族、「個」は家を存続するためのもの。

血縁原理(血のつながりを大事にする。嫁は血のつながりがない他人。)

ひとりひとりの人間より、家が大事なので、人をしあわせにしない。健康な心が育たない。)

2、近代(現代)的家族・・・夫婦が単位。個人主義的な結婚観。

(子ども達が独立していくと、家族はばらばら。でも、情緒的なつながりを感じている。)

「家族ネットワーク」というとらえ方。夫と妻がそれぞれに自立していて、相互に干渉しあわない。

個が必要以上に重視され、家族の連帯性が弱まっている。

3、脱近代家族・・・家族の個人個人が自分の能力や個性を最大限に発揮できる。

 

2、現代家族のライフステージとしての視点でみると・・・

 

「集団」としてみた家族の発達段階とその課題

1、新婚期            愛情の強化

2、養育期           子に基本的信頼感(母とのかかわり)

3、教育期           学校での適応

              (「健全な環境」の学校での適応、と言ってほしいな不登校の親としては・・・)

4、排出期           子どもの経済的自立と子離れ 

5、退陰期           支援ネットワークの確立

             (定年退職による人間関係の喪失、子育てを終え新しい生きがいの創出)

6、向老期           支援ネットワークの拡大

              (体力、経済力の喪失、新しい人間関係、友人、知人を増やす)

7、孤老期           支援ネットワークの充実

              (夫を見送り、女性が残る。子ども世代はばらばらに暮らしている)

8、死             母の死

               (家族の一生の終わり) 

女性のほうが、平均年齢が高いので、母の死によってひとつの家族の発達は終わる。

 

これを見ると、私の場合、子どもの年齢が第1子から第3子の間が9つ離れているので、

教育期から排出期に移行する期間が長い。

でも、支援ネットワークをつくるという意味では、もう始まっている感じがするから、

3つの発達段階にまたがっているのかもしれない。

だから、いそがしーのか!私は!

 

一般的にいって、高学歴社会になると、教育期が長いから親は経済的に大変。

でも、教育の格差があるから、お金持ちの次世代がより高学歴になっていくんだろう。

そのことと、排出がスムーズにいくかというと、

そこでつまずいたりするから、それはそれで問題なのだが。

 

ひきこもりの高年齢の子どもを抱えていると、

排出期がこないため、

親が退陰期や向老期にかかっているのに、そのあとの人生の支援ネットワークがつくれないことが、苦しみになる。

とすれば、ひきこもりの子どもを抱えながら、ネットワーク作りをしたらいいのよね。

もし、子どもがそういうひきこもりになったら、同じ悩みを持った人たちとつながって、

子ども達が、元気に動き出せるような活動をしていくかなあ。

 

転んでもただでは起きないのが、私のいいとこなんだろうな。

結局、今と同じことしてるかも・・・。

 

つづく  

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