福本早穂の教育心理カウンセリングオフィス、子どもと家庭の相談室こころのそえぎ 京都市山科

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家族療法の講座から・・・夫婦連合

ミニューチンの構造理論

 ミニューチンは、ユダヤ系の人だったので、第2次大戦時ヨーロッパから南米に亡命し、その後渡米した。

ニューヨークのスラム街で、病院や学校の校医としてさまざまな家族に関らなければならなかった。

 ニューヨークにはさまざまな血のつながりや家族のあり方をする人たちがたくさん居て、そんな大勢の家族のメンバーをみてミニューチンは家族療法を始めた。

ミニューチン自身がユダヤの大家族を大切にする環境で育ったことも大いにその理論に寄与しているだろう。

 彼は、家族の成り立ち、家族とはどんな機能を果たすのかというふうに、家族を力関係、役割関係でとらえてみようとした。

家族メンバーの提携のしかた・・・家族の「連合」と「同盟」関係

 「連合」は、共通の目的や共通の対象(たとえば敵)に向かって協力する関係。

「同盟」は、だた仲良くするだけ。お互いに交流して、いい関係をもつ。

例)治療同盟・・・クライエントとセラピストがいい関係をもち、治療に協力しあう。

家族には、「連合」という関係が必要である。何かに向かって家族のだれかとだれかが組む。何かの目標のためにだれかとだれかが妨げになるものに対抗する。など。

その中で一番大切なのが、「夫婦連合」である。

家族メンバーの提携のしかたとして、「夫婦連合」が一番大事。

 とくに子どもが自立するまでは、連合という提携のしかたをすることが大切で、この理論は1960年代(古きよき時代のアメリカの家族のイメージ)に出たものだが、まだ現代の家族にも適用できる。

 

小さい子どものいる家族をイメージしてほしい。

1、 夫婦がまず、家族をつくろうと思った。

(しようがないから結婚したって人もいるかもしれないけど・・・。

私など、おっちゃんと結婚したらまず子どもは望めないと思ってました。

だって彼は当時、全然生活力なかったし、私はずっと仕事するつもりだったし。おっちゃんとずっと二人で暮らすつもりでした。

 それが、3人も子どもに恵まれ・・・。結婚って、夫婦って、わからんもんですね。ミニューチンさん。^^;)

 家族をつくろうという意志をもったという意味で、お互いに「連合」している。

その「家族をつくる」ということに関して妨げになるものがあれば、夫婦は協力して対抗するだろう。

(子どもが生まれたら、女は豹変する!それまで最愛の人は夫だったのが、子どもにとって代わるのです。おお、こわっ。 それからは、子どもを可愛がってくれる夫を認めるようになるのです。・・・経験によると。 )

 夫婦は協力してひとつの方向を向いて子どもを育てるだろう。「子どもを育てる」ということに関しては、ほぼ同じ方向を向いているだろう。これは、「同盟」ではなく「連合」である。

(というふうに「連合」がうまく結べてたらいいのだけど、なかにはまだ大人になりきれない人も居て、「子どもを育てる」という目標がもてなかったりする。

 これは夫婦のどちらにとってもまずいし、ことに生まれてきた子どもにとって一番不幸かも。)

  

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