福本早穂の教育心理カウンセリングオフィス、子どもと家庭の相談室こころのそえぎ 京都市山科

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不登校・・・家庭訪問

学校を休み始めて間もないころは、先生の家庭訪問があると会える子もいますが、会えない子もいます。

学校の話題はさけて、「どうしてる?ご飯食べてるか?ちゃんと眠れてる?」というところから、「気にかけてるよ」という気持ちだけさらっと伝えていただけたらいいかと思います。

子どもに会えなくても、お母さんと話をしているだけでも、子どもは気配を感じたり、聴き耳をたてていますので、

お母さんと「しんどいんやったら、休んでしばらく様子をみましょうか。」というふうに話し合っていただけたらと思います。

家庭訪問の後、先生が帰られてから子どもの様子がどんなだったか、お母さんに聞いてくださるようにお願いします。電話で聞いてくださるときは、電話ぐちでお母さんが話しにくい感じだったり、よそよそしい感じがするときは、電話のある部屋に子どもがいることが多いです。

「今、○○くんは電話を聞いていますか?」「それなら返事だけしてください」

と状況を察してくださると、よく理解してくださっていると思い、安心します。

家庭訪問時、子どもは先生の前では落ち着いて応対していても、帰られた後、「なんで先生が家にくるんや」と怒って暴れたり、逆に自分の部屋にこもって出て来なくなったり、していることもあります。

子どもが不安定になるようであれば、しばらく家庭訪問を見合わせてくださったほうがいいと思います。でもお母さんには、この休み始めの時期は担任の先生が一番頼りなんです。学校でときどきお母さんと会って、家庭での子どもの様子を聴いていただいたり、お母さんのつらさしんどさを受け止めて聞いてくださると、お母さんがほっとすると子どもによい影響がありますので、お母さんの不安な気持ちを聞いてあげていただきたいと思います。

アドバイスやこうしましょうという具体的な提案より、受け止めて聞いて頂くだけでじゅうぶんなんです。そしてまた子どもが落ち着いてきた頃、訪問してあげてください。

 

でも、先生の負担がかかりすぎないようにしてください。

時間がないけどいかなければならないと、先生がしんどい思いをされると子どもにも伝わります。

余裕のあるときにときどき、短い時間でよいので、子どもと関わってあげてください。

学校の先生としてではなく、その子どもが接する数少ない家族以外の大人のモデルとしてかかわっていただけたら子どもにとって大きな意味があります。

 

 

子どもの好きなこと、興味関心のあることを話題に

家庭訪問で子どもに会われるときは、なるべく学校の話題をさけて、子どもの興味関心のあること、好きなことを話題にしてくださると、先生と安心して話ができます。あらかじめ母親から今子どもが何に興味があるのか、嵌っていることとか好きなアイドルとか聞いておいていただくと、話題にこまらないし、子どもも話しやすいです。十分関係性ができれば、学校の話題もOKになってきます。

とくに低学年の場合は、先生と仲良くなって、好きな先生に会いに学校へいくことがあります。

ある先生は、けん玉など子どもと遊ぶものを持って家庭訪問をつづけられたそうです。

でも、ほぼ1年くらい学校へ来なかったそうですが、2年生に進級するときから登校するようになったそうです。

その先生は子どもの心のケアに理解がある方で、「その子のペースで学校に戻れたのかどうかは分からない」とおっしゃっていました。

確かに、ある時期学校へ行っていても、また行けなくなることもあります。

なので、登校できたできないかにこだわって一喜一憂しないで、

気長に成長を見守って行くことでしょうね。

 

 

中には、初めのころは会っていたのに、会わなくなる子もいます。来ていただいても行けないことが分かっているので、会うのがつらくなってしまうのです。でも、母親とのやりとりを聴いている子どもは多いのです。先生が帰られた後、お母さんの表情が明るいと子どもはそれを見て先生に対する安心感をもちます。

訪問の時、親は家の中に上がってくださいと言いたいのですが、子どもが不安定な場合は、玄関先で失礼することもあります。

 

ずっと先生と会わない子どももいました。でも、先生の存在はその子の心の中に宿っている。会えるか会えないか、話ができたかどうかより、その方が大切と思います。

学校へ行けないけど先生はクラスの一人の生徒として自分を大切に思ってくれていたということが、学校(教師)に対する信頼感になって何年もたってから上の進路を決めるときに一歩を踏み出しやすくなっているのです。

 

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