福本早穂の教育心理カウンセリングオフィス、子どもと家庭の相談室こころのそえぎ 京都市山科

こころのそえぎ

子どもと家庭の相談室へようこそ

だれも邪魔な人はいない

今日は、不登校支援ボランティアのスタッフ会議。

遅い昼食をみんなで食べて(その間もずっとおしゃべりは途切れることなく・・笑)

そろそろ本題に入ろうかというとき、携帯電話が鳴りました。

おばあちゃんから。

ちょっと不安に駆られながら、「どうしたの?」と言っても、しばらく応答がありません。

待っていると、普段よりゆっくり呂律のまわらない口調で背中がいつもより苦しい。むかつきがひどい、と言います。

心配になって、会議を後のスタッフの人たちに頼んで、急いで家に帰りました。

 

 

帰るとベッドの上で、つらそうに体を折り曲げてがまんしてるおばあちゃんがいました。

どうしようもなく、訴えるのを聞きながら背中をさすったり、足をさすったりしているうちに少し落ち着いてきたようです。

 

私が会議をしないで帰ってきたことを知って、

「私はあんたの足を引っ張ってばかりで、邪魔してるなあ」とつぶやく母。

 

なんだか切なくなって

「人間はだれも邪魔な人なんてないよ。みんな絡み合って生きてるからね。」

というと、

「そんなふうに言うてくれたらええねんけど・・・」

 

おばあちゃんが弱るたびに、うちは家族の結束が強くなってるんだよ、おばあちゃん。

だれも邪魔な人なんてないよ。

 

 

しかし、日ごとに弱って行く母、疲れがたまっていく私。

「これは戦いなんや」

とは老人らしからぬおばあちゃんの宣戦布告。

立派に討ち死にしましょうぞ、戦友。

 

コメント

以前、

朝から自宅の夕飯の支度をし
弁当を作り子供と夫を送り出し自分も出社し
毎日決まった時間に義父に電話をかけ安否確認をし
仕事帰りに義母の病院に行き
老健拒否、自宅で留守番の義父の家へ行き 洗濯を持ち帰り
帰宅し今度は兄貴の彼女を家まで送り
自分の親も入院中 のとき

「あ〜私って戦場を駆け巡るナースみたい」
と思っていたことがあります

介護は時に 「戦い」 と感じる時がありますね
これから4人を看取る私は 果たして
さほさんのような心持ちになれるのでしょうか
まったく自信はありません

どうぞご自分をじゅうぶんいたわってあげてくださいね
さほさんとお母さまの気持ちが
少しでも穏やかでいられますようにとお祈りしています

「邪魔な人なんていない」
心に沁みる言葉を、ありがとうございました

2012年5月3日 9:26 PM | さりー

さりーさん、やさしいいたわりの言葉をいただいて、じ〜んとしました。

“戦場を駆け巡るナース”・・・・よくまあ、持ちこたえてこられましたよね。
一見、華奢でおとなしい女性の風情がありますけど、さりーさんの芯の強さは半端じゃありません。

さりーさんの状況に比べれば、私などものの数ではないと思えてきます。

もともとスタミナがないところに、おむつ替えをはじめ慣れないことばかりなので、疲れやすいんでしょうね。
子どもたちや夫の応援を頼みながらなんとか過ごしていってます。

3人産んでおいてよかったあ〜!(笑)

2012年5月3日 10:01 PM | kokoronosoegi

あんだんてのカレンダーを見て 連休のはざ間に会議をされるんだな〜とふと思っていました。
 それにしても、お母様は高齢にもかかわらずしんどくても、ちゃんと携帯が使えるのですね。私の両親や義母も持っているのですが、肝心な時に用をなさないことが多いです。さすがさほさんの母、だだものではありませんね。

「人生のしまい方」「だれも邪魔な人はいない」さほさんだから書ける心に響く文章です。最近同世代の友人と話すと必ずといっていいほど親の介護の話題になります。でもそうやって愚痴を言い合える相手がいることはしあわせなことと思っています。
 「いつまでもお元気で」慣用句のようになっているこの言葉、私は好きではありませんし使いません。
 さほさん くれぐれもご自分の体を大切に。家族の皆さんのサポートに私からも感謝!!です。

2012年5月4日 5:55 AM | KOBE MINE

>お母様は高齢にもかかわらずしんどくても、ちゃんと携帯が使えるのですね。

 いえいえ、枕もとに一般電話が置いてあって、私の携帯にかけてくるのです。(笑)
でも、KOBE MINEさんにそう言っていただいて、携帯の長い番号を覚えていてかけてくるのは、まだまだ記憶が衰えていないのだと改めて安心しました。

あんだんてのスタッフやこのブログにコメントしてくださるKOBE MINEさんのように
介護の私を気遣ってくださる方のおかげで、随分慰められたり励まされたりしています。
ほんとうに有難いです。

一人で抱え込むと良い方へ向かわないというのは、
子どもたちの不登校で学んだので、家族をはじめ、身近なだれかれに聞いてもらって過ごしています。

かつて不登校だった孫たちを、いつもと変わらず可愛がってくれた母だから、
子どもたちもなにかと心配して手伝ってくれるのだと思います。

不登校の初期には親である私たち夫婦のしつけが甘いと批判していましたが、子どもたちが家で元気を取り戻していくにつれ、一緒に成長を喜び、
「待つ」ことが大切さだと感じてくれていました。
そのことでどんなにか私は勇気づけられて、子どもたちを見守ってこれたことか。

母が私たちに「ありがとう」を言ってくれる何倍も私たちの方が「ありがとう」をいわなくてはならないでしょうね、きっと。

2012年5月4日 11:41 PM | kokoronosoegi

おむつ替えなどは
ヘルパーさんやおじいさん自身に「教えて^^」とお願いして
「お互いが楽なやり方」を知りました

>さりーさんの状況に比べれば、私などものの数ではないと思えてきます。
「しんどいと感じる気持ち」は同じですよね
自分の痛みが一番痛い と感じていいと思いますョ
本当に私たちは、
不登校から学んだ知恵があるからこそ今がある と言えますよね

戦場を駆け巡るナースさんは華奢でおとなしい風情ですが
ありがたいことに私は力持ちです(爆

さほさんがしんどい時には
さほさんとお母さまお二人とも、担ぎに行きますよ♪

2012年5月5日 6:01 AM | さりー

>おむつ替えなどは
ヘルパーさんやおじいさん自身に「教えて^^」とお願いして
「お互いが楽なやり方」を知りました

なるほど!ヘルパーさんには聞きましたが、おばあちゃんに教えてもらえばいいんですね。^^
いいアドヴァイスを有難うございます。

>さほさんとお母さまお二人とも、担ぎに行きますよ♪
すごいですね!
いざとなれば、さりーさんが担いでくださる。と思ってがんばりまーす!(爆

2012年5月6日 6:31 AM | kokoronosoegi

サリーさんは、スーパーマンのような忙しさを毎日送っていたのですね。祖母の介護をしているときには、祖母の姪に当たる人が手伝ってくれていました。よく、私のおむつ替えは「しんどいし、乱暴で、その人のおむつ替えはやさしい」といわれたものです。その人のおかげで、今の仕事も続けながら、ディーサービスにいっているときは、仕事ができました。祖母は、病をもっていたわけではないので、でも、突然立てなくなって、ディーサービスにはなんとかヘルパーさんに支えて歩いていったのに、帰ってきたら、腰抜け状態で一歩もあるけない状態。そこから寝たきりが始まりました。でも、この期間一年半でしたが、祖母も代謝の悪さと、高齢者は、タンパク質の吸収が悪いらしく、むくみがひどかったですが、良く、タライにお湯をいれて、半身浴をしていました。ベットにはなんとか座れたので、いっぱいクッションをおいて支えにして座らせて、小さなタライにお湯をいれて、
ハーブを入れて、すると凄く気持ち良さそうにしていました。
よく眠れますしね。結構も良くなってむくみも少しは取れます。
晩年は、寝る日と一日じゅう起きて喋る日の繰り返しでしたので、大変でしたが。祖母は洗濯物たたみが好きだったので、洗濯物をたたんでもらいました。介護される側も、何か仕事をすることで救われることもあると思います。祖母の場合は認知症もだいぶありましたから、そこまで考えていたかはわかりませんが、でも、お世話したお陰で、いろんな祖母をみることができました。
「ありがとう」も良く聞きました。見識が高く、厳しく、怖い存在の祖母でしたから、母もものすごく苦労していましたし、さほさん、
応援しています。くれぐれも体を大切にしてください。
お母さんから「あんたの作る物が一番美味しい」って何よりの言葉だと思います。
それに、さほさんがさすったり、マッサージされるときっと、手当になっているんだと思います。
娘が不登校のときに、良く娘もしっかり抱きしめたり、赤ちゃんタイムといって、大きな体の子を横抱きにして、赤ちゃんのように抱きしめました。高校生になってからもしばらくは続きました。今もときどきありますが、安心するようです。その話をこちらで相談している先生に話したら「それが本当の手当」といっていただいたことがあります。親に手をあててもらうだけで、子どもは安心するって。

その祖母が、私の二人の娘達は、しっかり名前を覚えていました。
長女なんて、大阪の大学へいっていたので、滅多にあわないのに、
私がまともに名前を呼ばれないのに、ひどいときは、ずっと祖母の長女の名前で呼ばれていました。あとは、看護婦さんって呼ばれていました。でも、助けて欲しいときは、ちゃんと私の名前を呼ぶんです。
だから、心までは、きっと、認知症ではないのだと思っていましたし、それはよく分かりました。

お母さんは、ご病気ですので、しっかりされている分、看病で辛いときもあると思います。どうぞご自愛下さい。

2012年5月9日 8:14 AM | りこ

りこさん 介護の先輩として貴重なコメントを有難うございます。
とても励まされています。

母は5日前に、胸の悪感がとまらなくなり、緊急入院しました。
今はだいぶ落ち着いていますが、急な環境の変化で認知があやしくなり、
2日前から病院に泊まって付き添っています。

今夜は娘が変わってくれて、久しぶりに家の布団で眠れます。^^

自分が自分でないような感じ。
考えようとすると考えてはいけないという人がいる感じ。

自分を信じて生きてきた母が、自分がわからなくなっていく不安を訴えます。
どんなにか不安で心細いだろうかと思うと、かわいそうで抱きしめていました。

「家族みんなでおばあちゃんの傍にいるよ」と言っても、
母の心の中にまで入っていけないのです。
心の中のふたつの人格が葛藤していて、とても苦しいのです。

人の心の厳しいまでの孤独を思い知らされます。

2012年5月12日 11:33 PM | kokoronosoegi

お母様大変ですね。大丈夫ですか?
病院に入ると、環境が変わるのでパニックになって、混乱することもあるのでしょう。
「大丈夫、大丈夫」背中や手や足をさすったり握ったりしてあげてくださいね。さほさんは、きっと、お母様だから、立場が反対になった戸惑いもあると思います。自分の気持ちも大切に。娘さんの協力は得がたいものですね。第三者さんについていただくとかすると、お母さんも他人さんには甘えられないのでしっかりするかもしれません。
私もそんなときは、祖母の姪御さんに頼みました。

人の心の孤独ですか、みんな人は孤独な部分を自分で暖めているのかもしれませんね。

さほさんが倒れてしまうと、大変なので、ゆっくり休める時は休んでください。

2012年5月13日 1:39 PM | りこ

りこさん、いつも有難うございます。

大変だけれど、日ごろの家事も仕事もしないで、母とこんなにゆっくり付き合うのは初めてのこと。

痛みもなく穏やかな時は、二人でハネムーンしてる感じです。

母の昔のがんばりを認めたり、母が子や孫、周囲の人たちによかれと心を砕いてきたから、今みんながうまく行っているんだよ、と感謝したり。
今まで言わなかったことが言える機会を与えてもらったと思います。

おっしゃるように、私でないとだめ、となると困るので、ときどき子どもたちの応援や兄、兄嫁の応援を頼みながら、切り抜けていこうと思います。いいアドバイスを有難うございました。^^

2012年5月14日 5:44 PM | kokoronosoegi

お母様はいかがですか?
痛みもなくて穏やかな時は、二人でハネムーンしている感じってステキですね。

祖母とも、可愛らしい面、優しい面、孤独な面、祖母が背負ってきたものを見せてくれて、私は良い経験をしました。
主人の母が、母親代わりの兄嫁が四月に亡くなって、その兄嫁のところへ通っているとき、私が「いってあげてると思っていたけど」本当は「私が癒されていたんだわ」と思ったといつたとき、私も、祖母からいろんな宝物をもらったんだと思っていました。
人って本当に支え合っているんです。

さほさんの大変なときにこんなことを書いて申し訳ないのですが、
娘は、学校へいく足が止まりそうで、今暫く、主人が送っていっていますが。主人も職場が転勤で変わったので、二時間休をもらっていってその分残業をしてきていますが、これがなくなったら、彼女は学校に行けないくらい疲弊してきています。
クラス替えで、自分が馴染めないジレンマ。勉強が手に付かないこと。志望大学には勉強が必要なこと。負のスパイラルです。
が、なんとか私が話をきくということで、今日の荷物は今日降ろせていて、いける感じです。
二年生までに構築してきた友達もいるし、二年の担任も、保健の先生も見守るといってくださいます。彼女には、味方はたくさんいます。
この人間関係をつくってきたのもあなたよ。といっています。

マンガのキャットストリートという、不登校の女の子が仲間と友に再生していく話のなかで、フリースクールの校長先生が「ここに来る子たちはもちものが一つ少ないのです。が、みんなにないものをもっています。それに気付いて伸ばしていくようなことが仕事です」みたいなセリフがでてきて、それを例にとってみたり、ドラマにもなったのでDVDをみたり、身近な話題から、彼女の力になりそうなものを取り入れてはしゃべったりしています。
保健の先生が「太陽と海の教室」という、織田裕二の主演のドラマがあって、その中の織田裕二の言葉が深いと、自分がとったDVDを貸してくださいました。本当に彼女は恵まれていると思うのに、彼女自身
小さなことが気になってしまいます。
整理できると、ものすごくよく分かったことをいうのですが、また、それが実現できない自分に悩む。小さな目標をつくって到達する達成感を積み重ねていけば、克服できるとは思うのですが、だから、毎日「この中で今日はこれが達成できたから、すごいじゃない」といっています。子どもがスパイラルから抜け出すまで待つことが大切だとわかっていながら、待てない自分にイライラしています。

とにかく、今年は、五月になっても肌寒い日もあり、今日は蒸し暑いですし、お体気をつけてください。

2012年5月17日 5:24 PM | りこ

りこさん いつもお気づかいいただいて有難うございます。
コメントいただいてから日が経ってしまいました。
母は、最近食欲がありません。
そうすると痛みは抑えられているんですね。
毎晩アロマを落としたオイルでマッサージしてあげると、気持ち良さそうに寝ています。

意識のあるときは、何もできなくなった自分を受け入れるのに苦しんでいる感じがします。
そんなとき、母の人生を「よくがんばってきたね、ありがとう」と肯定してあげると、落ち着くようです。

りこさんとおじょうさんも、お嬢さんがしんどくなったりりこさんがしんどくなるときに、より濃密にかかわりあっているように思います。
お嬢さんの人生にそれはいつか大きく大きく実りをもたらすのではないかと私は感じています。

余談ですが、
私の周囲には浪人して大学へ行った学生が多いです。
それで、シューカツに支障があったとは聞いたことはありません。
入学して当初は、ゲンエキとかローニンとか多少意識することはあるようです。
それより、進学のレールにのってなんとなく大学を決めて入学した人の中に、
大学で目的がもてずに行けなくなってしまう学生がいます。
ご自分の気持ちを大事にして、ゆっくり進学したらいいと思いますよー。^^

2012年5月22日 7:25 AM | kokoronosoegi

お母様はいかがですか?
きっとおそばにおられる時が長くなっているのではと、心配しております。私の祖母が食欲をなくし、すべての機能が低下して、祖母の子どもを呼んだほうが良いという時がありました。歩けなくなって一ヶ月たった時です。私は何もしらなかったのですが、とにかく少しでも口に運んであげることと、おかゆや、コーンや野菜のポタージュのようなものをブレンダーですりつぶして、とにかく少しでも食べさせました。でも、その日、祖母の娘や息子、孫、ひ孫が集まった日は、祖母は嘘のように、次女の方から食べさせてもらったらパクパク食べたのですが、「昨日までは、大変なじょうたいで」という感じでした。
また、その夕方みんなが帰ったら、少し状態は悪くなりましたが、
後でNHKの番組で、歯茎を刺激するだけで、食欲はます、食欲が増すと生きる気力が増えるということで、寝たきりで気力が落ちたおばあさんが自分で歩けるまでに回復したことをやっていました。
結果的に、高齢な祖母の体に胃瘻をせずによかったと思いました。
少しでも、味覚を味合わせてあげることは、人は生きる力に繋がるのですね。

祖母は、あんまり「おいしい」といいませんでした。が、私は、「おいしい」ということばを何でも聴きました。

娘も、不登校になるまでは、作ってもらうが当たり前という感じでしたが、最近は「これおいしいね」とたいしたものを作らなくてもいってくれます。

娘に対しても良いアドバイスをありがとうございました。
「ローニン」というこだわり、少しでも「よい大学」というこだわり
大学のレベル云々ではなく、「娘が娘らしくいられる大学」に進んでほしいと思っているのですが、私は、不登校の状態から、大学に行きたいと思っていることだけでも素晴らしいと思っているので、

最近、娘と絵本の話をよくします。
最近のお気に入りは「山のタンタラばあさん」「ぼくがげんきにしてあげる」「ぼちぼちいこか」「おでかけのまえに」「いちごばたけのちいさなおばあさん」です。

こう考えると、長女とは、あんまり話していなかったと感じます。
が、彼女自身、彼女の中の「自分だけでいきている」というタガが少し外れたらしく、親に頼るということを覚えました。
長女の小学校の時、一番父がひどい状態だったので、私が父にかまけて心を痛めている間、ちいさい長女は家事をしてくれていました。
次女は赤ちゃんでしたし、だから、「自分がしっかりしなくては」という気持ちを持たせてしまったのだと思います。
最近、少しずつ、電話でしゃべるなかに「ありがとう」ということばを聴くことができ、彼女は、仕事を通していろいろと学んでいるんだと思います。第一、声が変わりました。優しくなりました。
いつもとりとめもないことをかいて済みません。
お母さまお大事に、さほさんも自分を大切に

2012年5月30日 9:21 AM | りこ

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