福本早穂の教育心理カウンセリングオフィス、子どもと家庭の相談室こころのそえぎ 京都市山科

こころのそえぎ

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家族療法

「家族療法」と呼ばなければよかった・・・?。

家族療法というと、

家族が集まって行う心理療法であり、

その家族が問題であるとみなすと考えられがちであるが、

そうではない。

クライエントはその家族の中で、たまたま患者とみえる人であり、

その人が何か問題を教えてくれている。 (さらに…)

家族療法の講座・・・SFA(ソルーション・フォーカスト・アプローチ

未来志向アプローチ

従来の心理療法は「過去」を扱う。あるいは「現在」を扱うが、SFAは、「未来」をつくる。

1、 「未来」における期待を高める。(ただし、うまくやれば・・・)

未来に期待をもつと、変化を受け入れやすい。

われわれは、どんなふうに未来を考えるかによって自由に「未来」をつくれるはず。

だけど、

今の縛り、枠組みからなかなか離れられない。

では、どうやってその縛りを解き、枠組みを外すのか?・・・が、大きなポイントになる。 (さらに…)

家族療法の講座から・・・夫婦連合

ミニューチンの構造理論

 ミニューチンは、ユダヤ系の人だったので、第2次大戦時ヨーロッパから南米に亡命し、その後渡米した。

ニューヨークのスラム街で、病院や学校の校医としてさまざまな家族に関らなければならなかった。

 ニューヨークにはさまざまな血のつながりや家族のあり方をする人たちがたくさん居て、そんな大勢の家族のメンバーをみてミニューチンは家族療法を始めた。

ミニューチン自身がユダヤの大家族を大切にする環境で育ったことも大いにその理論に寄与しているだろう。

 彼は、家族の成り立ち、家族とはどんな機能を果たすのかというふうに、家族を力関係、役割関係でとらえてみようとした。 (さらに…)

家族療法の講座から・・・一般システム理論

一般システム理論 つづき

たとえば、ひとりの5歳の幼児は、保育園の園児であったり、

お稽古にいっている英語塾の生徒であったり、4人の家族の一員であったり、

サッカーのチームの1員であったりする。

その個人の階層の上にあるものは親戚、職場、機関などの「組織」。

「組織」が集まって出来たものが「地域社会」のシステム。

その地域システムが集まって、「都道府県」ができた。

それらが集まって、「国」。

その集まりが「世界」。

それらの階層の間は相互に作用しあっていて、

そうした階層的、相互作用的な環境のなかで人は生きている。

ということを一般システム理論は教えてくれた。

そういう状況の中で「生きているもの」と「生きていないもの」がこの世の中にいる。

言い換えれば、

システムには、1、生態システム=開放システム 2、ものが作るシステム=閉鎖システムの2種類がある。

そのうちの「生きているもの」が作るシステム=生態システムは、開放システムであるという特徴を理解しなくてはならない。

「ものが作るシステム」は、たとえばコンピューター、時計、ロケットなどは、部分が集まって機能を果たしている。

巧妙に相互の作用が連結するようにできた「ものシステム」。

ものが作っているシステムは必ずどこかで閉じている。人間や生物のようにつながっていない。

たとえロケットが月に行って帰ってくるとしても、「この範囲で」動くように作られている。

「ものが作るシステム」は、閉鎖システムなので原因と結果がわかりやすい。

プロセスがたどれる。

直線的に原因と結果をみることができる。=直線的因果律

つまり、これの影響はここに行って、あれの影響はあそこに行ってと、ほとんど前もって予測できる。

このようになる。と予測したとおりになるように作っていないと困る。

ものの世界が示す因果律は、

ある原因があるとある結果がうまれる。

故障と言う結果には、かならず原因をたどることができる。

相互作用はあまりない。

家族療法たちは、「人間が作る世界」も、ものと同じにみていませんか?と問いかけた。

そして、この2つの因果律をきちんと分けないといけないと言った。

生態システムでは、原因と結果という観点で考えると、

たとえば、Aさんが大変怒った。ということがあったら、

結果として、Bさんが泣く。という反応が起こった。

Bさんが泣くという反応はAさんに戻る。(必ず戻る)

ある結果は、こちらにとっては原因になる。

もう1例

4人家族が居て、父が遅く帰ってきた。

妻も子ども達も無反応である。

無反応であるという反応は父に影響し、父に返る。

(こういう状況が起きている背景を想像すると、なんだか胸がつまるわあ。)

開放システムには、ものごとに限界がない。ここまで、と区切ることができない。

でも私達は区切ったところで、ものごとを理解しようとする。

つづく

家族療法の講座から・・・家族同士の支え合い

今日は、精神疾患をもつ患者の家族への支援として

家族同士の支えあいのグループ作りの話とワーク

家族教室はもともと、統合失調症の人の家族への援助として始まった歴史がある。

最初は「家族教室」として、専門家がつくり、

徐々に家族同士の学びあい、支えあい、育ちあいの場へと移行していく。

統合失調症に関して言えば、1940年代は、生育歴、つまり母親の育て方に原因をみる精神分析学派の視点が主流だった。

(やっぱりこういう考え方は古いのよね。これやると、母親が傷つき、子どもが暗くなり、・・・ちっともいい方向へいかない。) (さらに…)

家族療法の講座から・・・家族の発達

家族のありかたの変遷

家族の発達という視点で見ると、

1、歴史的な時代性の視点

2、現代社会のなかの「家族」のライフステージの視点

3、「臨床的介入」による「家族」の発達

という3つの視点がある。

1、の時代性からの視点でみると、 (さらに…)

家族療法の講座から

今日は、ジェノグラムの書き方。

ジェノグラムは、日本語でいう「家系図」だけど、

家系図というと、長男重視だったり、女子は数に入ってなかったり、

一族のなかでも有力者が中心だったりする。

でも、家族療法で使うジェノグラムは、

問題をみつめて、改善したいと思うクライエントを中心に、

クライエントの人生を丁寧に辿るための人間模様を描いていく。

そこに書き込まれる一人一人が、重要な意味を持ち、

思いがけない関係性があぶりだされたりする。

親きょうだいとの関係が、自分のパートナーや子どもにも影響することは、

ありがちなんだけれど、

それをマイナスに捕らえないで、

その思考パターンや行動パターンも

あなたが生きていくために、

あなたが家族との生活を大切にしたいと願った結果、

知らず知らず、習得したものなんだね。

というフィードバックに

カウンセラーの温かさを感じた。

自分の問題を感じる心って、

本当は人を愛したいのに

かなわない何かを感じて、サインを出している。

見捨てないで、愛してほしいという悲鳴が、

心の奥で封印されて、

相手と距離をとったり、攻撃したり、

分かれたりする。

封印を解くのがカウンセラーの仕事なんでしょうね。

ああ、むずかしー!!

家族療法の講座から

今日は、「非行・犯罪と家族」

18年間家裁の調査官として多くの臨床経験を積んでこられただけあって、

説得力があった。

子どものいろんな問題行動をどう理解し、対応すればよいのか。

今まで、本や講演、日々の相談などで得てきたイメージが

理論的、実践的に明確になり、うれしかった。

「情緒的自立」について、以前書いたことがあったけど、

情緒ってなに?

といわれると返答に困る感じがあった。

今日は、わかりやすく説明していただいた。 (さらに…)

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