福本早穂の教育心理カウンセリングオフィス、子どもと家庭の相談室こころのそえぎ 京都市山科

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不登校

彦根市での不登校学習会

前日まで何度も書き直した原稿をもって、電車で彦根市の会場に向かいました。

滋賀県の湖東に近づくにつれ、水田と畑と山脈がのびのびひろがって行くのを見ていて、なんだかじわっと胸が熱くなりました。

この日本の風景は、ところ違えど全国津々浦々にあるのでしょう。

福島には福島のこんな風景が昔からひろがっていて、そこを「故郷」と慕う気持ちを抱いて都会に出たり、地元のつながりを大切にしたり。

違うのは、3,11以後、高濃度の放射線が測定されるということ。真綿でしめられるように、いつも不安を隣り合わせの生活を余儀なくされていらっしゃいます。

福島の小学生やそれより小さい子を見ると、胸がつまってきます。

不登校の子どもが人目を気にして外に出られなくなり、家でゆっくり一人の暮らしを楽しむ、でも、不安はいつもある、という状態に似ている気がします。

安心して外でのびのびと遊べる暮らしをなんとかして早く取り戻せないものかと思います。

彦根市の会場には30名ほどの人が熱い中をご参加くださいました。こんな私の話を待っていてくださると思うと、有難くうれしい気持ちでした。

どの方も熱心に真剣に聞いてくださっているのがわかりました。

うなずきながら時には苦笑しながら聞いてくださる方は、子どもさんの不登校を経験されたことがあるのでしょう。

ワークを取り入れたら、みなさんとても楽しんでくださって、急に部屋がにぎやかに明るくなりました。

講演後の交流会で、子どもさんの話をお聞きすると、相談先や高校が少ないなかで、近所づきあいも密な地方で、ずいぶんお母さん方は踏ん張って子どもと一緒に苦しみ、子どもを見守って来られたのだなあと、

頭の下がる思いがしました。

温かく迎えてくださって、中身の濃い交流ができ、おかげさまですがすがしい気持ちで帰途につくことができました。

呼んでくださった親の会の世話人のYさん、本当に有難うございました。

 

7月17日不登校学習会IN彦根

ひこにゃんで有名になった(?)彦根市で不登校の講演を依頼されました。

10年ほど前に子どもの不登校でご相談にみえた方が、子どもさんが学校へ行くようになられて以後、彦根市で不登校の親の会「親子支援ネットワーク“ひだまり”」を立ち上げられ、今回親のための学習会を企画されました。

去年近江兄弟社高校の公開講座で講演させていただいたとき、お越しくださっていた方が、もう一度福本の話を聴きたいということで、呼んでくださったと伺いました。有難くてうれしいことですよねー!

17日 彦根燦パレス 13:30〜

子どもの不登校でお悩みの親御さんはもちろん、先生方や支援者の方にもお越しいただいて、よりよい支援を一緒に考えていただけたらうれしいですね。

東北地方大震災と福島原発事故があってから、これから子どもたちがどんな社会で生きていかなければならないかを思うと、今言っておかなければ、という思いが湧きあがってきます。

お近くの方、どうぞご一緒に語り合いましょう!

 

地震に例えられる不登校

昨日は、30年以上にわたって不登校、ひきこもりの青少年のカウンセリングをして来られた高垣忠一郎さんをお迎えして、♪あんだんて♪スタッフ勉強会。

不登校を火事に例えて、早く消火しないと火がひろがってしまうという専門家がいるけれど、先生は地震に例えられるとおっしゃる。

頭では行かなければと思い、親や先生の期待に添う「よい子」でいたいという心と、過剰なストレスを感じて心と体が行きたくないと悲鳴を上げている本物の感情とが、プレートとプレートのようにせめぎあっている。我慢に我慢を重ねているが、それはいつか跳ね上がって大きな地震を起こす。

親が気づく段階だと、もうどうしようもなくなっていて、まずはゆっくり休ませて心が安定できる環境にしてやらなければならない。

 

私たちの経験や活動を通して感じるのは、家でゆっくり休める期間がないと、形だけは動き出しても、心の回復はできていないから、いつかまた揺り戻しが来る。

学校の別室や保健室登校は、学校に行っているというだけで、親は安心し、先生も喜ばれ、本人も義務を果たした気がして表面的には三方まるく収まるけれども、心の中はせめぎ合い、疲労困憊している。

学校では元気そうに見えるけれど、家に帰ったあと、ぐったり疲れていることが多い。

這うようにして学校に行き、2,3日休まないとまた学校に行くエネルギーが出てこない。

そんな日々を過ごして、いったい子どもに何が残るというのだろう?

みんなと同じように学校へ行けない自分を毎日意識して、自信をなくし、自分を否定する心を増幅させていく。

マイペースで成長する時間と場所を保障してあげると、子どもはエネルギーを回復していく。

人間はいきものだから「自己治癒力」「自己回復力」が備わっている。その力を発揮できる環境を確保してあげる。

それには、親の覚悟がいる。(と、ひとことで言ってのけるほど、私は強くないのですー。)

覚悟を持てるようになるには、親の悩み、愚痴、、弱音を聴いてくれる場が必要。そして、不登校の時期を経て、自分の生き方をみつけて行った多くの先輩たちの話を聞くことも。

秀でた能力のあることは素敵だし、自分の持てる力を社会や人のために使えることも魅力がある。

でもその人がその時々に、しあわせ感を感じて生きている、ということが前提にあってのことだと思う。

 

学校にセーフティネットを。

先日、ネットのことを話題にしてましたので、今日は子どもたちを守るセーフティネットについて。(あまり関係ないか・・・(^_^;)

不登校にかぎらず、子どもの問題に対応するために、さまざまな人員が配置されるようになりました。

特別支援教育も導入されて久しいですね。

教育相談員、スクールカウンセラー、所によってはスクールソーシャルワーカーも配置されています。

学校外から人が配置されるほどに、より必要なのが、学校内部の様子を熟知し、自由に動ける教師の存在です。

学校内のすべての子どもの状態を把握し、関係者がチームを組んで子どもの問題を共有し、相談しながらそれぞれの機能を活かしていけるようにコーディネートする人が必要なのです。

管理職、担任、学年主任、養護教諭、(ときにはクラブの顧問)、スクールカウンセラーなど外部のサポーターのそれぞれの日程調節をし、会議を設定する。という基本的なことが、なかなか難しいようです。

チーム会議ができないため、だれがどのように子どもに対応すればよいのか分からず、それぞれの役割が活かせていない場合もあると聞きます。

会議が行われても、子どもの問題をあぶり出すだけに終わってしまっては後のサポートにつながらず、意味のない会議になってしまいます。

せっかく配置されているいろんな立場の人が、活かされていないのはもったいないなと思うのです。

 

思春期講座に招かれて

A市の「生涯学習センター」の「思春期講座」が秋のシリーズで企画されていて、

その中の「思春期の子どもと親のかかわり」について講師の依頼がありました。

ご担当者はどこで♪あんだんて♪を知ってくださったのかな?と思っていたら、何年か前に子どもさんのことで御相談に見えた方でした。^^

その時に聞いた話をずっと覚えていてくださって、「支えになりました」。

私の方は、なにを言ったのか覚えていなくて、恐縮したのですが、なんともうれしい御縁ですね。

 

そのときご相談いただいた子どもさんは、今大学4年。当時は悩まれたでしょうけれど、

子どもは、自分なりにちゃんと道をみつけていくものですね。

どないだす?・・・・ぼちぼちでんなー。

今日は「不登校コミュニケーション講座」最終回「わたしもOK,あなたもOK」

いつも感じることだけど、最初の講座に来られた時とでは、最終回はあきらかに顔がちがいます。^^

学校へ行かない子どものことで、ぴりぴり神経をすり減らして悩んでいた親御さんが、おだやかに落ち着いて来られます。

子どもの状態や気持ちが客観的に見えるようになり、自分のことも分かるようになると、どんな関わり方をしているのかに気づいていくのです。

気づいて、すぐにどうしたらよいかわからなくても、子どもに変化が出てくるようです。(学校に行けるようになる、というような変化ではなく、親子の会話がスムーズになったり、外に出ていくようになったり、・・・)

もっと早くこんな講座に出会いたかった、とおっしゃってくださると、こちらもお役立ち感がいっぱいあってうれしいです。

 

なにわの商売人ではないけれど、

「近頃どないだす〜?」

「まあ、ぼちぼちでんなあー・・・」

みたいな気分になれると、子どもさんの回復ははやいな、と見ています。  !(^^)!

 

 

 

引っ越しと不登校・・・ある場合

3人兄弟で末っ子が中学入学を機に、引っ越し。

兄姉の県では、中3の内申が高校にいく。

末の妹の県では、中学3年間の内申がいく。

進学熱が高い地域とそうでない地域とでは、学校の成績のレベルがちがう。

兄姉の時には5の評価がとれても、引っ越しした先の中学のレベルが高くて、いくらがんばっても3以上とれない、ということがある。でも、そういう事情のちがいは親やきょうだい、本人にも客観的にとらえにくいので、「お兄ちゃんの時は・・・」となってしまいがち。

地域で進学塾に行く子どもが多いところで、たとえば部活に熱心で塾に行かず、ひとりで勉強していると、中2、中3と進むにつれ、勉強が難しくなっていき、ついていけなくなる。

いったん体調を崩すと、休むと勉強の遅れがでるし、ゆっくり休めない。休んでいても、あせりと不安で本当には休めていない。だんだんさみだれ登校になっていく。

今の教育環境を「高速道路」と高垣忠一郎さんがおっしゃっていたが、流れからはずれるにもぼろぼろに傷ついてから、やっと外れて長く休むと、元のはやい流れにもどるのは難しい。 (さらに…)

読売新聞に載ります。

今月初め頃、不登校支援の話を聴いて記事に掲載してくださるということで、読売新聞の記者さんが取材に来てくださいました。

大学では心理学を専攻されていただけあって、不登校にとても理解のある方でした。

うちの子どもたちの話をたくさん聴いてくださいました。

今まで何度か新聞やミニコミ誌などの取材を受けましたが、やはり当事者としての話題が読者に一番関心を持たれるのでしょうね。

悪いことをしているわけじゃないので、それと今しんどい子どもさんや親御さんとつながりたいので、いつも実名で載せていただくのですけど、(もちろん私だけですが)、うちの子どもたちはどう思っているのかな?

ずっと不登校支援にかかわっている私を、どこか認めてくれていて、「おつかれさま」なんて声をかけてくれるので、あまり気にしないで来たんですが。

若者に厳しい時代なので、わが子たちも自分なりに努力と忍耐をしているけど、できれば不登校の経験が社会で活かせるといいなと思います。

 

 

今日、比叡山の近くまで行ったら、「一隅を照らす」の碑がありました。

♪あんだんて♪が社会の片隅でも明るくしているのなら、うれしいことだなーと、スタッフの人たちの笑顔を思い出しました。

 

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